あなたのマンションを買いたい!という人があらわれ不動産購入申込書と同時に、手付金が支払われます。
この手付金、マンションの売却価格によって差はありますが結構なまとまったお金が入ってきます。
さてこのお金は使っても大丈夫なの?な疑問を解説したいと思います。
手付金はいつ入金される?
内覧などを経て、買主さんが「ここを買います!」と意思表示を不動産会社にします。その後すぐに購入申込書に記入してもらい『 契約締結予定日 』を決めます。
だいたい一般的には、内覧当日か後日電話等で購入の意思を伝えることが多いです。その不動産購入申し込み書にサインをする際に手付金の価格や残置物の希望、契約の際に必要なものが提示されたりします。
実際に手付金は申込書を書いて、次の締結日に用意されます。
手付金は現金?振込み?
ほとんどの場合、手付金は買主側が現金で用意し不動産会社に手渡しされます。一般的に契約締結日は週末などに行われることが多いのと、振込だと手間や確認に時間がかかったりするからです。
買主側が売主側に直接手渡しするのではなく、一旦不動産会社が受け取りその後すぐに(当日中)売主側に渡されます。
時間をずらして売主側が不動産会社に取りに行くか、自宅まで持ってきてもらえるかです。その際に買主側に渡される領収書に名前を記入し、そのコピーも受け取ります。
手付金の金額の決め方
上の申込書をみると、今回の手付金は200万円となっています。手付金は売却価格の5%~10%と言われていますが、売却価格が大きくなればなるほど手付金も多額になってくるのでだいたい5%前後が平均かなと思います。
3,000万円の物件なら150万程度ですが、7,000万円の物件なら350万円以上は買主側は事前にお金を準備しておかなければなりません。
ちなみにわたし達が購入したときは150万円の手付金で約4%でした。これは不動産会社のさじ加減かなと思います。
手付金は使ってもいい?
さてこの手付金、現金で分厚い封筒で渡されます。200万ともなるとずっしりとした重みです。
不動産会社によっては、この手付金から仲介手数料の半分を差し引く場合もあります。わたし達の場合は前金として差し引かれた分を渡されました。
この手付金を次の住まいのために使ったり、色々と購入するものにあてたい場合があります。
ですが、ふと気になるのが「これって本当に使ってもいいもの?」ということ。実は、この手付金を支払われた時点では買主側の住宅ローンの本審査は通っていない状態が多いです。
※事前審査の結果はすぐにわかります。
なので、手付金が入ってすぐに使うのはちょっとリスクがあるかなと思います。ただ、契約書のある部分を確認すると、そのリスクを少しでも減らすことができます!
手付金いつ使っていいかわかる方法
売主側は不動産会社から「売却きまりました!」との知らせと同時に、手付金がいくら入ってくるかがわかります。
その後、正式に不動産売買契約を結ぶと同時に手付金が入ってきます。その契約書の中を見ると「契約条項」と書かれているページがあるのでそこを注目!
手付解除の期限
ほとんどの売買契約書には手付金に関する約定事項が書かれていると思いますが、そこに『 契約の日から〇日後 』と日付が書かれています。
だいたいは7日後が多いですが、つまり買主側の都合でこの契約を解除できるのは契約の日から7日以内ですよ、という事になります。
契約してから7日以内に買主側がキャンセルする場合は、手付金はすみやかに返金されるという意味です。
この期限を過ぎてのキャンセルは、手付金を放棄することになります。
手付金を返金しなければいけない条件3つ
さっきの手付解除の期限を過ぎた場合でも、手付金を返さなくてはいけないパターンがあります。
① 住宅ローンが通らなかったとき
これは仕方のないことで、全額手付金を返金しなければなりません。住宅ローンの場合、事前審査がありこれに通っていれば大抵は本審査が通るので事前審査がとにかく重要です。
ここらへんは不動産会社の担当者に「どんな感じですか?」と質問すると「〇〇にお勤めだし、審査いけると思いますよ!」などある程度予想を聞けます。
② 修復できないほどの震災がおこったとき
物件を引き渡す前に、地震や火災などが起こってしまいちょっとやそっとの修復では元に戻らない場合は契約自体をキャンセルになります。
これは双方に落ち度はなく違約金が発生することはないですが、手付金は返金することになります。
もう引き渡しまで何事のないことを祈るしかないです。
③ 売主側の都合や原因があったとき
買主側に何か隠して売却していたり、事情がかわりどうしても売ることができなくなった場合。この場合は手付金を返金するだけでなく、違約金も発生するのでかなりのお金を買主側に支払わなければなりません。
不動産の手付金使っていいの?まとめ
わたし達の場合、買主さん側が購入希望をしてから1週間後に売買契約を結んだので手付金が想像以上に早く渡されました。
「このお金、使ってもらっても大丈夫ですよ~。」と不動産会社の担当者さんに言われたんですが、何かあったら困る!となかなか手を付けられませんでした。
事前審査に通ってて本審査が落ちるということはほとんどないらしかったのですが、3週間後の「本審査も通りました!」との連絡を受けて、ようやくホッとし手付金も自分達のお金になったんだなと実感することができました。
なのでどうしても手付金を使いたい場合は、まずは売買契約書の手付解除の期限をチェックすることをおすすめします!
初めてのマンション売却!わからない事だらけでしたが、色々とリサーチしたり勉強したり売却成功までの道のりをブログで書いています。これから家を売ろうとする人の参考になれば幸いです!
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