最近、中古の一戸建てやマンションの広告を見ていると「フルリフォーム済み!」とか「リノベ物件!」などの文字をよく見かけます。
売る側としては、少しでも高く早く売りたいもの。そのためには他の物件と比べて見劣りしないように、リフォームをした方がいいかどうか悩むところだと思います。
結論からいうと・・・。
リフォームしなくても売れる時は売れる!という事です。ただし築年数が30年以上の物件はリフォームしておいた方がいいな、と個人的には思います。
その理由を次で解説したいと思います。
ちなみに不動産業者の買取物件は必ずリフォームしてから販売にかけています。
リフォームしなくてもいい物件
急きょ売ることになった物件
元々売るつもりはなかったけど事情がかわり、売却することになった場合。この時、わざわざリフォームしてから売る必要はないなと思いました。2022年頃からリフォーム代がかなり値上がりし、物資が手に入りづらくなったので時間もかかります。わたし達がマンション購入した時(7年前)に比べると2倍以上も上がっているようでした。
なので、リフォームして3,000万円で売るよりもリフォームせずに2,700万円で売った方が売れやすいなと感じました。
築年数が20年以下の物件
確かに新築や築浅マンションと比べると、20年の差はあると思います。しかしギリギリ使える仕様だと思うのでそのままでも売れる可能性はあると思います。
また売り出す時期にもより、12月から3月までの繁忙期がベストです。
立地が良い人気物件
駅から徒歩3分、ショッピングモール直結、人気校区、抜群の日当たりなど内装はともかく、その環境に付加価値がついている物件は古くてもすぐに売れます。
これもわたし達の物件が当てはまりました。内装はいくらでも綺麗にできますが、立地だけは動かしようがないですもんね。
リフォームしておいた方がいい物件
築年数がかなり経っている物件
内覧に来た人のお話しを聞いていると「築年数25年以内で探している」という人が結構多いなと感じました。
さすがに築年数が30年くらいだと内装の劣化が見てわかり、特に水回りに違いがでてきます。昭和感漂う物件だと第一印象も悪く、ニオイなども出てきていることもあります。
内装が綺麗で気持ちがいいと、外観が古くても気にしないという人もいます。
喫煙者だった物件
内装が良くても喫煙者だった部屋。タバコを吸わない人はニオイに凄く敏感なので「あの部屋タバコ臭かったな」と感じたら最悪。壁紙がニオイを吸着している場合があるので、クロスだけでもリフォームするのがいいかなと思います。
他にもペットを飼っていて、ニオイが付いている場合も同じくです。
付加価値のない物件
特に立地が良いわけでもなく、環境施設が整っているわけでもない、広さも十分ではなくこれといっておススメなポイントが見つかりにくい物件の場合。
この場合は「この部屋に住みたい!」と思ってもらえる内装で購買意欲を高めてもらうことが大事かなと思います。特に在宅時間の長い人は家の内装や仕様にこだわっているかなと感じました。
2024年のリフォーム代事情
さっきも説明しましたが、驚くほどリフォーム代が値上がりしています。わたし達が入居の際に全部屋の床・クロス・お風呂をリフォームしましたが、170万円くらいで済みました。
今リフォームするとなるとその倍の300万円以上かかるそうです。
その影響としては2022年ロシアがウクライナに侵攻をしたあたりから物価がどんどん値上がり始めて物資も調達しづらくなったからです。
ある不動産業者さんが言っていましたが『 マンションやビルの修繕にも材料が入りづらくなって完成までに時間がかかっている 』とのことでした。
リフォーム代の相場は?
現在 | 2022年以前 | |
マンション | 200万円~800万円 | 150万円~500万円 |
一戸建て | 400万円~1,000万円 | 300万円~800万円 |
坪数などによってかなり代金の幅はありますが、だいたいこんな感じの相場になります。
近日中にわたし達のマンションで実際にかかったリフォーム代を公開したいと思います。
売却前にリフォームするべき?まとめ
たぶん1番リフォームしようか迷う場所がキッチンやお風呂、トイレなどの水回りだと思います。
ですが決して最新の綺麗なキッチンとは言えない、使用感たっぷりの物件でも無事マンション売却が成功した事例や「これは絶対リフォームしといた方がいい」なものまで、よくよく考えなきゃと思いました。
今のご時世、決して安くはないリフォーム代は大きな出費となります。売却前にその出費が必要ない場合もあるのでよくよく考えてほしいと思います。
もしリフォーム代が捻出できなければ、プロの掃除に任せるという手もあるので利用してみるのもアリ!
初めてのマンション売却!わからない事だらけでしたが、色々とリサーチしたり勉強したり売却成功までの道のりをブログで書いています。これから家を売ろうとする人の参考になれば幸いです!
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